夫とケンカしているわけではない。家事も育児も、それなりに協力してくれる。
それなのに、夜、隣で眠る夫の背中を見ていると、どうしようもなく寂しくなる。
「最後に触れられたのは、いつだっただろう」
そう考えて指折り数えたら、3年が経っていた。
もし今、そんな気持ちでこのページを開いてくださったのなら、まず知っておいてほしいことがあります。
その寂しさは、わがままでも、贅沢な悩みでもありません。
「仲は悪くないのに寂しい」という矛盾
セックスレスの悩みがやっかいなのは、外から見ると「問題がない」ように見えることです。
- 夫は優しい
- 生活に大きな不満はない
- 子どもも元気に育っている
だから、友人に話しても「いい旦那さんじゃない」「それくらい普通だよ」と言われてしまう。
自分でも「これ以上望むのは欲張りなのかな」と思って、気持ちに蓋をしてしまう。
でも、寂しさは消えません。蓋をしても、ふとした瞬間にあふれてきます。
寂しさの正体は「女性として存在していない感覚」
セックスレスで多くの女性が感じているのは、単に「行為がない」ことへの不満ではありません。
多いのは、次のような気持ちです。
- 「妻」でも「母」でもない、ひとりの女性としての自分が、どこにもいない気がする
- 触れられないことで、「もう魅力がないんだ」と言われているように感じる
- 誰かに求められたり、必要とされたりする実感がない
つまり寂しさの奥にあるのは、「女性として見てほしい」「大切にされていると感じたい」という、ごく自然な欲求です。
これは年齢にも、結婚しているかどうかにも関係ありません。
なぜ、誰にも言えないのか
この悩みが一人で抱えこまれやすいのには、理由があります。
- 性の話題そのものがタブーになっている:親しい友人にも話しにくい。
- 「妻なのに」「母なのに」という罪悪感:性欲を持つ自分を責めてしまう。
- 夫を悪者にしたくない:話すと、夫の悪口のように聞こえてしまう気がする。
その結果、多くの女性が「自分だけがおかしいのかもしれない」と思いこんでいます。
けれど実際には、既婚者のおよそ半数がセックスレスだという調査結果もあります(日本家族計画協会「ジャパン・セックスサーベイ」)。
あなたは決して、ひとりではありません。
寂しさと向き合うためにできること
1. まず「寂しい」と認める
「寂しくなんかない」と言い聞かせるのをやめて、「私は寂しいんだ」と心の中で言葉にしてみてください。
感情を認めるだけで、少し楽になることがあります。
2. 書き出してみる
誰にも見せないノートやスマホのメモに、思っていることをそのまま書いてみましょう。
「何がいちばん寂しいのか」が見えてくると、自分が本当に求めているものに気づけます。
3. 夫と話せそうなら、責めない言葉で
もし夫婦の関係を変えたいと思えるなら、「どうしてしないの?」ではなく、「最近ちょっと寂しいな」と自分の気持ちとして伝えるのがおすすめです。
二人だけで難しいときは、夫婦カウンセリングという選択肢もあります。
4. 安心して話せる場所を持つ
夫にも友人にも話せない。それでも誰かに聞いてほしい。
そんなときは、あなたを知らない第三者のほうが、かえって素直に話せることもあります。
まとめ
- 「仲は悪くないのに寂しい」という気持ちは、矛盾ではありません
- 寂しさの正体は、「女性として大切にされたい」という自然な欲求です
- 同じ悩みを持つ女性は、あなたが思うよりずっと多くいます
まずは、その寂しさを感じている自分を責めないであげてください。
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